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緩和治療の肝臓がんへの効果とは

肝臓がんの緩和治療について調査しているページです。

肝臓がんの緩和治療とは

肝臓がんは根治が難しく、ステージ1でも5年生存率は50%程度となっています。
「沈黙の臓器」と言われるため自覚症状にも乏しく、
気づいた時には病状が進行して手の施しようがなくなっているケースも多いのです。

医師から「もう治療が難しい」と判断された場合、がんと闘うのでなく、共存していくという選択肢もあります。
がんそのものへのアプローチではなく、苦痛を和らげる、
闘病生活の質を向上させるための内容のみを採用するのです。
残された時間を少しでも快適に、大切に過ごしていくため、こうした治療を検討したいと考える人もいるでしょう。

しかし緩和治療とは本来、病から来る身体・精神的な苦痛を取り除くことで、
患者へ治療への意欲を取り戻させることが目的となります。

緩和治療と抗がん剤の併用

緩和治療の例のひとつとして、抗がん剤との併用を挙げてみましょう。

肝臓がんによる痛みで苦しむ患者に、モルヒネを投与して苦痛を和らげます。
これにより新たな抗がん剤治療が始められるようになり、結果として「がんの縮小に成功した」、という症例があるのです。

この緩和治療の効果については、米国・マサチューセッツ総合病院での研究でも有意が認められています。
抗がん剤治療のみをおこなうグループと緩和治療をおこなったグループでは、3ヶ月の有意な延命効果が認められました。

メンタルケア

がんは身体だけでなく、患者の心を蝕むこともあり、メンタルケアは重要です。

海外のがん治療では、グループによるメンタルケアがおこなわれています。
同じ病気を持つ人が集まり、お互いの悩みを話し、聞くことで心の負担を軽くしていくのです。

メンタルを整え、前向きな気持ちになることが、治療には大切。
がん患者の精神状態と生存率の因果関係を調べた調査によると、闘病への積極的な意志を持つ人の方が、
絶望を感じている人のグループよりもはるかに生存率が高いことがわかりました。
がん闘病には、ぜひ心理療法を積極的に取り入れたいものですね。

緩和治療体験談

体験談1:転移のため緩和治療へ

父に肝臓がんが発見され、切除しました。退院の日に肺への転移が発覚し、通院治療が始まりました。
しかし身体の弱った父には、抗がん剤があまり適用できなかったのです。

その後は県立のがんセンターへ入院し、緩和ケアを受けることになりました。
おかげで苦しい治療は避け、痛みや苦しみを和らげながら、家族とのんびりした時間を過ごすことができるようになりました。

症状が悪化し、鎮痛剤を飲むようになってから、父は寝ていることが多くなりました。
耳は聴こえていたので、家族で話しかけながら、静かに大切な時間を過ごしました。
最後は家族そろって見送ることができました。

体験談2:自宅での緩和ケア

肝臓の半分ほどの癌が見つかった父。治療は難しいと宣告され、自宅で緩和ケアを受けることにしました。
最後の10日ほどで痛みに襲われるようになり、モルヒネで緩和する治療が始まりました。
モルヒネさえあれば、痛みを感じず、会話もできました。

最後の45日は痛みも強くなり、モルヒネも増やしたので、意識は朦朧としていたようです。
最後の日はかなり苦しそうだったので、意識レベルを下げる処置をしてもらったところ、眠るように息を引き取りました。

緩和治療をサポートする健康食品にも注目

「痛み」「疲労感」「吐き気」「食欲不振」といった苦痛を緩和するためのサポートとして、健康食品・サプリメントが用いられることもあります。成分の中には、免疫力を向上・調整して、がんに対する免疫システムをサポートすることや、抗がん剤治療などの化学療法や、放射線治療における副作用を軽減すること、治療中・予後の生活の質(QOL、クオリティ・オブ・ライフ)を高めることなどの効果が期待できるものもあるのです。

一方で、数ある健康食品・サプリメントの中には、信頼できる裏付け(エビデンス・データや、臨床報告など)に乏しいものもあるのが現状。このサイトでは、がんに対する免疫向上・調整機能などが、さまざまな試験や報告で裏付けされている日本発の特許成分「米ぬか多糖体」を、注目成分として特集しています。

【米ぬか多糖体とは】

玄米の米ぬかの中に含まれる多糖体。免疫力を高めるNK細胞を活性化させ、がんに負けない体力を養うために役立つ。
またがん患者を対象にした実験の結果、がん細胞の抑制や、再発予防についても、高いエビデンスが導き出されている。

「米ぬか多糖体」の主なエビデンス・データや臨床試験の結果は、以下のページにまとめていますので、参考にしてください。

【注目特集】研究が進む日本発の特許成分
「米ぬか多糖体」のがんに対するエビデンス