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肝臓がんの進行リスクがあるアルコール性肝炎になる原因とは

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飲酒とアルコール性肝炎、そして肝臓がんの関係について調査しました。

タバコとお酒の画像お酒をたくさん飲む人は「そんなに飲むと肝臓を悪くするよ」と言われがち。
確かに肝臓は「沈黙の臓器」と言われており、過度の飲酒で機能が弱まっても、
気づきにくいという怖さがあります。
そのせいか、肝臓がんにかかった人は、「飲酒が原因」と思われることがあるようです。

果たして飲酒は肝臓がんのリスクになるのでしょうか?
飲酒とアルコール性肝炎、そして肝臓がんとの関係について考えてみました。

飲酒は肝臓がんのリスクを高める

結論から言うと、飲酒は肝臓がんのリスクを高めます。
日本人の肝臓がん患者に対する研究データを見ると、飲酒は肝臓がんに強い関連を示しています。
ところが、肝臓がんの前段階である肝炎の種類によって、飲酒と肝臓がんの関係も異なることがわかっています。

慢性B型・C型肝炎の場合

肝炎ウイルス感染者が肝臓がんへ進行した症例を見ると、飲酒が肝臓がんリスクになっていることは明らかです。
慢性のC型肝炎患者を対象としたコホート研究においては、大部分がリスクを指摘しています。

これは、飲酒によるウイルスの増大、ウイルスの突然変異の蓄積、免疫機能の低下、死滅する肝細胞の増大、
鉄過剰が原因だと言われています。

一方、アルコールの摂り過ぎによる肝炎の場合、肝臓がんへ進行することがほとんどありません。
そのため、アルコール性肝炎であれば、飲酒は肝臓がんのリスクにはならないということです。

つまり、飲酒が肝臓がんのリスクとなるのは、ウイルスに感染した場合のみ。
必ずしも飲酒によって肝臓がんへ進行したとは考えられないことがわかっています。

慢性炎症の抑制によるがん予防の可能性

がんと慢性炎症との間には、疫学的な関連性が知られてきました。肝臓がんの場合、C型肝炎ウイルス感染による慢性炎症の関与が知られます。そこで注目されているのが、免疫調整機能を持つ日本発の特許成分「米ぬか多糖体」の抗炎症作用です。

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