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糖尿病やバセドウ病、脂肪肝が肝臓がんを招くメカニズムについて調査しました。

肝臓がんの原因となる病気とは?

肝臓がんの原因となるのは、肝炎ウイルスや飲酒の習慣だけではありません。別の病気が肝臓がんを招くことがあります。ここでは、肝臓がんの原因となりうる、糖尿病脂肪肝バセドウ病を取り上げています。

脂肪肝

現代の国民の悩みと言われるのが、メタボリックシンドローム。脂肪が過剰につくことを指しますが、メタボ体型の人の多くは肝臓に過剰な脂肪がつく、脂肪肝に陥っている可能性があります。

脂肪肝に陥る人は、多くの場合栄養過多か、飲酒によって肝臓にダメージを与えています。この肝臓へのダメージによって肝細胞が死滅します。通常は肝細胞は再生が可能なのですが、死滅と再生を繰り返すうちに肝細胞が線維細胞へと置き換わってしまいます。

線維細胞で満たされ、肝臓が小さく硬くなった状態を肝硬変と呼びます。肝硬変はいずれ肝臓がんを引き起こすリスクが非常に大きいもの。したがって、脂肪肝は肝臓がんのリスクになりうるということです。

太っていない人も要注意!

しかも、最近は肥満やアルコールの摂り過ぎではない人の脂肪肝が増加していると言われています。特に太っていなくても、摂取エネルギーが多すぎるために肝臓に脂肪がたくわえられ、脂肪肝になってしまうケースが多いようです。

糖尿病

糖尿病は、肝臓がんのリスクが2~3倍に上昇すると言われています。

糖尿病は、肝機能の低下を引き起こします。たとえば、暴飲暴食などで過剰な糖を摂取します。するとインシュリンが体内で分泌され、過剰な糖は肝臓へと取り込まれていきます。一時的に血糖値は下がりますが、その分糖が肝臓に蓄積し、徐々に脂肪肝になっていきます。この脂肪肝が肝臓がんのリスクを高めるのです。

また、糖尿病によるインスリンの不足で、高インスリン血症やIGF-Iを引き起こし、肝臓や膵臓の腫瘍細胞を刺激して、がんへと進行するというリスクも指摘されています。

バセドウ病

バセドウ病は、甲状腺機能の正常化のために、抗甲状腺薬と呼ばれる薬の投薬を行います。この薬は、副作用に肝機能異常が見られます。

ASTやALTといった、肝機能を示す数値に異常が出ることが多いのですが、軽度の肝機能異常の場合はそのまま投薬を続けます。バセドウ病の治療のためにとる必要があるリスクなのですが、この肝機能の異常・低下が、肝臓がんのリスクになる可能性は否定できません。

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