肝臓がんと闘うためには、治療や医療についての知識があるに越したことはありません。ここでは、肝臓がんに対する高度な専門性を有する名医が発表・解説したもののなかから、注目の記事をピックアップしてご紹介します。
肝臓がん治療の流れと、より適切な治療をうけるための基礎知識について解説した、高山忠利先生(日本大学医学部長・大学院医学研究科長・消化器外科教授)による記事です。
(解説:高山忠利先生/出典:がんの先進医療:http://gan-senshiniryo.jp/standard/post_1349)
肝臓がんのステージは、腫瘍の個数、大きさをはじめ、リンパ節転移の有無、遠隔転移の有無などによって分類されます。ただし、肝臓がんの治療方針を決定するのは「ステージ分類」だけではありません。肝臓の機能がどの程度損なわれているかを示す「肝障害度」も考慮されることになります。なぜなら、肝臓は人体にとって欠かすことのできない臓器のため、治療後に十分な肝機能が残されている必要があるからです。そのため、例えば腹水の有無によって、肝切除手術ができるかどうか、といった判断がされることになります。
高山忠利先生(日本大学医学部長・大学院医学研究科長・消化器外科教授)。世界初の肝尾状葉単独切除に成功し、「高山術式」を確立。手術実績は、肝臓がんを筆頭に、胆道、膵臓など年間300例に及ぶ。
肝胆膵がんにおける治療特徴や専門性について解説した、島田和明先生(国立がん研究センター副院長・肝胆膵外科科長)による記事です。
(解説:島田和明先生/出典:がんサポート:https://gansupport.jp/article/cancer/liver/13829.html)
肝臓や胆道、膵臓などの部位に発症するがんを肝胆膵がんと呼んでいます。肝胆膵がんは、その臓器の特性から、治療には高度な技術が要求されます。その治療特徴と、各部位の主な治療方法を解説しています。
島田和明先生(国立がん研究センター副院長・肝胆膵外科科長)。京都府立医科大学を卒業後、東京警察病院や東京大学第2外科で研さんを積み、治療が難しいと言われている肝胆膵がん治療のスペシャリスト。
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