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肝臓の細胞”若返り”に成功 治療法開発につながる可能性

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肝臓の細胞の「若返り」に成功したと、国立がん研究センターが発表しました。将来的には重い肝臓病の新しい治療法の開発につながる可能性があると、国立がん研究センターの落谷孝広分野長が話しています。この研究結果は世界で初めてだということです。この注目の記事について解説します。
(出典元:財経新聞/https://www.zaikei.co.jp/article/20180313/431627.html)

記事の要約

  • 肝臓の細胞の若返りに成功
  • 肝前駆細胞に変化させるのは世界初!

記事のポイント

「肝臓の細胞”若返り”に成功 治療法開発につながる可能性」の記事について、ポイントとなる部分を抜粋して紹介します。

肝臓の細胞の若返りに成功

国立がん研究センターのグループが、重い肝臓病の新しい治療法の開発につながる実験を実施。ヒトの肝臓の細胞に2種類の特殊な化合物を使って、肝臓の細胞の元となる「肝前駆細胞」に変化させることに成功したそうです。

肝前駆細胞は培養して増加させることが可能。肝臓の細胞が傷ついているマウスに注入する実験を行なったところ、傷ついた細胞のほとんどが2ヵ月ほどで新しい肝臓に変化しました。

肝前駆細胞に変化させるのは世界初!

国立がん研究センターのグループによると、ヒトの肝臓の細胞を化合物で肝前駆細胞に変化させたのは世界初。再生医療の進歩や発展を目指す団体である「日本再生医療学会」でも発表されるとのことです。

国立がん研究センターの落谷孝広分野長は「操作はとても簡単で、将来的には重い肝臓病の新たな治療法の開発につながる可能性がある」と話しています。

肝臓がんの新たな治療法の開発につながる成果

肝臓の細胞の若返りに成功したのは世界初。この研究結果は新たな治療法につながる可能性が高いとされており、肝臓がん患者にとって明るいニュースと言えます。今後は、肝臓がん患者の生存率が上昇していく可能性も高いでしょう。将来的には完治に向けての新治療が実証される日も遠くはないのかもしれません。