肝臓がんの治療法の中でも、いちばん優先されるのが、がん細胞の摘出手術です。
確実性の高い治療法とされるため、まず「手術が可能かどうか」を検討することから、
肝臓がんの治療が始まると言っても過言ではありません。
ただ病巣をまるごと切り取るため、身体の負担は他の治療法よりも大きくなります。
肝臓がんの切除手術が確実な治療法とされるのは、がん細胞を取り除くことができるためです。
がん細胞を死滅させるよりも、取り除くほうが確実なのは言うまでもありません。
また、肝臓は4分の3を切除しても再生するという強い臓器です。
がん細胞を取り除きさえすれば、肝臓が元の機能を取り戻す可能性があります。
ただし、切除手術が可能なのは、肝臓がんのステージ2まで。
がんが進行してしまっている場合は切除が受けられないという難点があります。
実際に切除手術が受けられるのは、肝臓がん患者の10~20%にとどまっています。
いちばん確実な治療法ではありますが、一方でリスクもあります。
肝臓には、全身から血液が流れ込みます。そのため、手術による出血のリスクが大きいのです。
しかし現在では技術や設備の向上により、肝臓がんの切除手術による出血死は約2%まで減少しました。
【切除した場合の生存率】
※2005年のデータ
肝臓がんは摘出手術により、一時的に回復します。
しかし再発のリスクが大きいため、生存率が高いとは言えないようです。楽観視するのは禁物かもしれません。
肝臓がんの切除手術には、120万円程度の費用がかかります。
しかし、高額療養費制度を利用することができますので、その場合は9万円ほどになります。
また、公的な補助も受けられることもありますので、費用を気にするのではなく、早めに治療を受けてください。
日本のがんの医療現場における補完代替医療の利用実態調査(2005年発表)によると、44.6%のがん患者が、補完代替医療を利用していることが明らかとなっています。 代替医療は、切除手術ができない場合でも取り入れることができますし、抗がん剤治療などの副作用を軽減したり、治療中や予後における生活の質(QOL、クオリティ・オブ・ライフ)の向上を期待できるのです。
一方、代替医療の中には、信頼できる裏付けがなく、効果の根拠に乏しいものもあるので注意が必要です。このサイトでは、肝臓がん対策に用いられる主な代替医療の特徴や体験談のほか、代替医療の中でも圧倒的に多く用いられる「健康食品」の成分についてエビデンス調査をまとめています。
本サイトで紹介している主な代替医療は、以下の通りです。
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