肝臓がんの治療に用いられる局所療法のひとつ、ラジオ波焼灼療法(RFA)についてまとめています。
ラジオ波焼灼療法では、超音波(エコー)で探し当てた患部まで、
電極を差し込みます(開腹した状態で患部に電極を刺し込むことも)。
そのうえで電流(ラジオ波)を流すという治療法なのです。
ラジオ波による熱は、患部を凝固させ、がん細胞を死滅させることができます。
切除手術などに比べて体への負担が小さいのが特徴。患部が小さければ30分ほどの治療で終わります。
この治療法によって、肝臓がんを根治させることも可能です。
ラジオ波焼灼療法と同じ原理を使った治療法としては、マイクロ波凝固壊死療法(MCN)が挙げられます。
ラジオ波焼灼療法は、マイクロ波凝固壊死療法に比べ、
一度の施術で効果のある範囲が大きく、少ない回数で治療が済むのがメリットです。
【3cmの肝臓がん患部に対する適用数】
また、ラジオ波焼灼療法は合併症が少ないという報告があります。
その優れた実績により、日本でも2004年から健康保険が適用されるようになりました。
ただし、デメリットもないわけではありません。肝臓への負担は少ないものの、
肝臓の近くにある臓器に影響してしまう可能性があるのです。
ラジオ波焼灼療法を受けるには、40万円ほどの費用が必要です。高額療養制度を利用すれば、9万円ほどだと考えられます。
負担の小さい治療法なので入院期間が短く、全体の治療費用もがん治療としては高額ではありません。
ラジオ波焼灼療法など、病院で適用される肝臓がんの治療法は、いずれも科学的な根拠や人体への安全性などを考慮したうえで採用されています。しかし、闘病が長期間に及ぶと、心身ともに疲弊してくるでしょう。そんな時、注目して欲しいのが補完代替医療の可能性です。代替医療は、抗がん剤治療などの副作用を軽減したり、食欲不振など治療中や予後における生活の質(QOL、クオリティ・オブ・ライフ)の向上を期待できるのです。
一方、代替医療の中には、信頼できる裏付けがなく、効果の根拠に乏しいものもあるので注意が必要です。このサイトでは、肝臓がん対策に用いられる主な代替医療の特徴や体験談のほか、代替医療の中でも圧倒的に多く用いられる「健康食品」の成分についてエビデンス調査をまとめています。
本サイトで紹介している主な代替医療は、以下の通りです。
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